家族葬について
家族葬とは親しい人を中心とした葬儀の総称です
家族葬について、はっきりとした定義はありませんが、
一般的に身内や親族などを中心に少人数で行うお葬式のスタイルを意味しています。
家族葬のメリット
- 身内だけで行うので、弔問者などへの対応が不要で、じっくりお別れの時間が取ることができます。
- ある程度形式に囚われない葬儀を行うことができます。
- 少人数で行う葬儀ですので、必要な式場のスペースも小さくて済みます。
家族葬のデメリット
- 後日自宅にお悔やみに来る方もいらっしゃるので、対応が必要になります。
- 参列したかった人が参列できなかった可能性があります。
密葬とは?
密葬とは後日お別れの会や本葬を行うことを前提とし、ご遺族や近親者のみで葬儀を行うことです。例えば、芸能人や大手企業の経営者が亡くなった際にまずは、密葬を行い、後日大々的なお別れの会や葬儀を行うということを指します。
家族葬の流れ
宗教、宗派によって多少の違いはありますが、基本的に以下の流れでご葬儀を行います。
1.ご危篤
まずは、落ち着いて。最期まで傍にいてください。その上で近親者へ連絡をしましょう。予め準備をしておくと良いことをご紹介します。
【準備しておくこと】
- 連絡する人を決めておく
いざという時に電話がつながるよう確認しておきましょう。 - 宗教・宗派を確認しておく
葬儀を行う際に重要です。先祖代々どこのお寺、神社、教会でお世話になっていたのか確認してください。 - 葬儀の参列者数(規模)をイメージしておく
自宅で行うのか、斎場で行うのか。また、斎場でも家族だけでゆっくりお別れをするのかで使用する斎場の規模が変わります。予めどのぐらいの人数になるのかイメージしておくと、葬儀会社を選ぶ際の基準になると思います。
2.ご逝去・安置
ご逝去
医師から死亡の診断を受けます。その後、看護師の方などで最後の処置を行います。このタイミングで葬儀会社へお迎えを依頼するよう指示があります。
葬儀社へ電話しお迎えの依頼
まずはお電話にてご連絡ください。
(末留葬儀社 福江斎場:0959-76-3030)
速やかに車両の手配を行い、病院又はご自宅等のお迎え先に向かいます。
お電話の際にはこのようなことを質問いたします。
- 今どこにいますか?
- 自宅・斎場どちらへお連れ致しますか?(安置いたしますか?)
- 宗教は分かりますか?
- お寺、神社、教会はどこですか
病院~安置
【斎場の場合】
斎場へお連れした後、すぐに控室へご安置いたします。
【自宅の場合】
・自宅に到着後安置する部屋のスペース確保を行います。(最低でも6畳分は必要)
・スペース確保後、すぐにご安置します。(敷布団のみご自宅の物を使用します)
・仏教の場合は、仏具や座布団などお参りができるように道具を準備いたします。
3.打合せ
ご安置した後、早速ですが打合せを行います。亡くなったばかりですぐに打合せを行うのは酷ですが、斎場や身内の方にはすぐに葬儀の日程の問い合わせがあります。混乱が生じないよう、速やかに日程を決める必要がございます。
※お付き合いのあるお寺、神社がない、費用面の不安があるなど心配ごとは安心してご相談ください。
【確認ポイント】
- 喪主は誰が行うのか?
- 葬儀の日程はどうするのか?(宗教者や火葬場の状況も確認し決定)
- 祭壇や棺などはどれにするのか?
- 食事の手配は? など
4.お通夜までの準備
打合せが終わり次第お通夜の準備に移ります。このタイミングで仏教の場合は寺院様にお越しいただき、枕経を行います。打合せ・枕経終了後「納棺」を行います。
【ポイント】
- ご遺族の皆様に集まって頂き、そこで故人様を棺にお納めいたします。
- 遺影写真の選定をし、加工を行います。
- ご親族の方から供物や供花のご注文があるかと思いますので、随時手配致します。
- お通夜の食事・お飲み物の手配
5.お通夜
五島では18時からのお通夜が多い印象です。会葬者は1時間前からお越しになる為、ご遺族の方はそれよりも前に準備を行わなければなりません。
【ポイント】
- 受付は親族の方で行います。
- 供花がある場合は、お名前の確認を行います。
- ご遺族席、ご親族席に誰が座るのか確認を行います。
※最近では、通夜後の食事にご参列者の方も同席することは減っている状況でございます。
6.葬儀
葬儀当日は、朝から夕方までの長いスケジュールとなります。
事前に確認、準備が必要なことが多くございます。
【ポイント】
- 葬儀当日一日の流れの確認
- 弔電披露の確認
- 遺族代表挨拶の確認
- 棺にお納めしたい副葬品の確認
- 霊柩車に誰が乗車するのか確認 など
7.火葬
五島では火葬の時間がお昼時になるスケジュールが多いです。
火葬時間が約2時間程度あるため、待ち時間に食事やお茶が出来るよう準備します。
【ポイント】
- 火葬場で食事をする場合は、配達してもらいましょう。
- 火葬場の場合は、遺族以外にも同行する方がいる可能性があるため食事は多めに手配することが重要です。
- 当日慌てないよう、火葬場に持って行く飲み物などは事前に誰かにお願いするなど準備しましょう。
8.納骨
五島ではどの宗教も葬儀当日に納骨を行うことが一般的です。
火葬が終わり次第その足で納骨へ向かいます。
9.自宅や斎場へ戻ってお勤め
仏教、神道の場合は、納骨の後に最後のお勤めや、仏教の場合は、繰り上げての『初七日法要』を行います。
※初七日法要に関しては、当日行わず実際の法要日に行うこともあります。
10.会食
最後のお勤めが終わり次第、ご遺族の皆様で食事をして全日程終了です。仏教の場合は最後に刺身などの生ものを食べることを「精進揚げ」といいます。神道の場合は、精進はしませんが葬儀終了後食事をする習慣があります。
11.葬儀後
- 香典開き(お香典を頂いた方の名簿作成)
- お香典返し返礼品・御礼状の手配(弊社でも承っております)
- 各種市役所などでの手続き