自宅葬について
住み慣れた自宅で最期のお見送り
ご逝去後すぐにご自宅に安置し、通夜・葬儀をご自宅で行う形式のことを言います。
そのため、アパートやマンションでは自宅葬を行うことは困難です。
また、一軒家であった場合でも賃貸物件の場合は、貸主様の印象を考慮する必要があると考えます。
自宅葬と斎場葬の違い
斎場葬 | 自宅葬 | |
---|---|---|
遺族の負担 | かからない | お部屋の片づけや、駐車場の確保など 負担がかかる |
天候の心配 | 不安なく行える | 悪天候の場合不安が出る |
宿泊場所、食事スペースの確保 | 設備がある | テーブルや座布団の準備、スペースの確保をする必要があります |
斎場の使用料 | かかる | かからない |
地域の方の参加のしやすさ | 車での移動が必要 |
ご近所の方は車がなくても参加可能 宗教者・霊柩車の駐車場の確保が必要 |
自宅葬が可能かチェックするポイント
- 棺が通る動線が確保されているか
- 祭壇や安置スペース、ご会葬者が座るスペースが確保されているか(祭壇・安置スペースで最低6畳は必要です。)
自宅葬の流れ
1.ご危篤
【準備しておくこと】
- 連絡する人を決めておく
いざという時に電話がつながるよう確認しておきましょう。 - 宗教・宗派を確認しておく
葬儀を行う際に重要です。先祖代々どこのお寺、神社、教会でお世話になっていたのか確認してください。 - 葬儀を行うお部屋を決めておく
自宅で行う場合は、葬儀を行うお部屋を予め整理し、可能であればタンスや家具を移動しスペースをとることをおすすめします。
2.ご逝去・安置
ご逝去
葬儀社へ電話しお迎えの依頼
まずはお電話にてご連絡ください。
(末留葬儀社 福江斎場:0959-76-3030)
速やかに車両の手配を行い、病院又はご自宅等のお迎え先に向かいます。
お電話の際にはこのようなことを質問いたします。
- 今どこにいますか?
- 宗教は分かりますか?
- お寺、神社、教会はどこですか
病院~安置
【自宅の場合】
・自宅に到着後安置する部屋のスペース確保を行います。(最低でも6畳分は必要)
・スペース確保後、すぐにご安置します。(敷布団のみご自宅の物を使用します)
・仏教の場合は、仏具や座布団などお参りができるように道具を準備いたします。
3.打合せ
【確認ポイント】
- 喪主は誰が行うのか?
- 葬儀の日程はどうするのか?(宗教者や火葬場の状況も確認し決定)
- 祭壇や棺などはどれにするのか?
- 食事の手配は? など
4.お通夜までの準備
【ポイント】
- ご遺族の皆様に集まって頂き、そこで故人様を棺にお納めいたします。
- 遺影写真の選定をし、加工を行います。
- ご親族の方から供物や供花のご注文があるかと思いますので、随時手配致します。
- お通夜の食事・お飲み物の手配
自宅の準備
自宅で葬儀を行う場合は、玄関周りや葬儀を行うお部屋で式が行えるよう準備します。
- お部屋に幕を張ります。
- 祭壇を組みます。
- 玄関周りに提灯や看板を設置します。
- 受付を準備します。
- 道路に道案内看板を設置します。
5.お通夜
【ポイント】
- 受付を玄関外に準備いたしますので、親族の方が受付を行います。
- ご遺族の方には、宗教者の方の駐車スペースを確保していただきます。
- 供花がある場合は、お名前の確認を行います。
- ご遺族の方だけでなく、可能な限りご弔問のお客様もお部屋の中に入って頂きます。
- テントや椅子は準備いたしますが、ご自宅の敷地内に設営することが原則です。
- 悪天候の場合でも、お部屋に入れない場合は外でのお参りになります。
※通夜後の食事は、ご遺族の方だけで会葬者の方も残って食事をしていくことは減って参りました。
6.葬儀
葬儀当日は、朝から夕方までの長いスケジュールとなります。
事前に確認、準備が必要なことが多くございます。
【ポイント】
- 葬儀当日一日の流れの確認
- 弔電披露の確認
- 遺族代表挨拶の確認
- 棺にお納めしたい副葬品の確認
- 霊柩車に誰が乗車するのか確認 など
7.火葬
五島では火葬の時間がお昼時になるスケジュールが多いです。
火葬時間が約2時間程度あるため、待ち時間に食事やお茶が出来るよう準備します。
【ポイント】
- 火葬場で食事をする場合は、配達してもらいましょう。
- 火葬場の場合は、遺族以外にも同行する方がいる可能性があるため食事は多めに手配することが重要です。
- 当日慌てないよう、火葬場に持って行く飲み物などは事前に誰かにお願いするなど準備しましょう。
8.納骨
五島ではどの宗教も葬儀当日に納骨を行うことが一般的です。
火葬が終わり次第その足で納骨へ向かいます。
※キリスト教の場合は納骨で葬儀当日の全日程終了です。
9.自宅や斎場へ戻ってお勤め
仏教、神道の場合は、納骨の後に最後のお勤めや、仏教の場合は、繰り上げての『初七日法要』を行います。
※初七日法要に関しては、当日行わず実際の法要日に行うこともあります。
10.会食
最後のお勤めが終わり次第、ご遺族の皆様で食事をして全日程終了です。仏教の場合は最後に刺身などの生ものを食べることを「精進揚げ」といいます。神道の場合は、精進はしませんが葬儀終了後食事をする習慣があります。
11.葬儀後
- 香典開き(お香典を頂いた方の名簿作成)
- お香典返し返礼品・御礼状の手配(弊社でも承っております)
- 各種市役所などでの手続き